STYLE 過去・現在・未来の様々な視点で堺の持つ魅力を発掘/検証/企画/提案

REPORT
71 labo start up party REPORT
大和川が目前に流れる堺の最北、七道に漂う異様な雰囲気…。
降りしきる雨の中、たくさんの人が吸い込まれるそこは、「71labo」。
大の大人が集まり、本気で遊び、つくる場所だ。
10月21日は「71labo startup party」と題して、パーティーを開催。
この日は“完成”ではなく、現状のほぼ手つかずのままの“これから”をお披露目する会。
台風が近づき、足元が悪いにも関わらず、約200人ものゲストが駆け付けた。
約200坪のタクシー会社だったスペースは、天井も高く、大人も走り出したくなるような解放感。
建物内の各所には、タクシー会社で使われていた看板などもあり、昔の趣が残っている。
当日は、71laboメンバーの一人、華道家・片桐功敦さんの作品をはじめ、
クッチーナサッチさんが作る食事、ほろ酔いの大人たちが行列を成すバーなど、
五感をすこぶる喜ばせてくれる演出ぞろい。
笑って話す人、流れる音楽に身を寄せる人、はたまたlabo内を探検する人
(タクシー会社で使っていたお風呂や仮眠スペースも発見!)。
子どもたちは走り回り、大人はそこかしこで美味しいお酒と高まる雰囲気に乾杯。
思い思いに過ごす、みんなの笑顔が印象的な空間は、これからどんな姿を魅せてくれるのだろうか…?
ここだけの話、実はこれからの71laboの行方を知っている人はいない。
もちろんメンバーも。ただハッキリ言えるのは、今までに堺に存在しなかった何かが始まったということ。
それはメンバー以上に、行方を知らないゲストのにんまりな顔からも伺える。
この日のゲストが、いずれはlaboの一員になっている可能性も大いに期待したい。
パーティーが終わる21時、嘘のようにやみあがった大雨。
71laboのこの先を暗示するかのように、とても幸先が良いようだ。