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防空壕のあるギャラリー -いろはに-
堺山之口商店街のなかにある企画専門画廊ギャラリーいろはに。廊主である北野庸子さんが目指すギャラリーは、“地域に開かれた、コミュニケーションの場としてみんなに喜んで貰えるギャラリー”。商店街に面した部分はできる限りガラス面を大きく取ってあり、中の様子がよく見える。まさにふらっと立ち寄りやすい、地域に開かれたギャラリーだ。
作品は絵画、彫刻、工芸、インスタレーションなど様々なジャンルを幅広く扱い、作家の年齢層も幅広いのが特徴。
そんなギャラリーいろはにの展示スペースの床下には、戦前に造られたコンクリート造りの防空壕が残っている。お願いすればいつでも快く見せてもらえる。「戦争のことって視界から消えると、意識からも消えてしまう。だから、私はここを見てもらうことで、戦争のこともしっかりと語り継いでいきたい。」そんなギャラリーの在り方自体がアートである。展示と合わせて、ぜひ観てもらいたい。
※写真はウエダリクオコレクション+α展時に撮影