SPOT 堺を体験・発見できるスポット
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堺の歴史が生んだワビサビに通じる和菓子を食す -八百源来弘堂本店-
戦国時代、世は乱世のなか千利休をはじめとする偉人はありとあらゆるモノを創造しました。堺が貿易港として栄えたころ漢方薬として輸入された肉桂(ニッキ)を、先代が食べやすくできないかとお餅に混ぜたのが八百源肉桂餅(ニッキモチ)のはじまりとされる。口に入れるととろけるほどやわかい求肥(ぎゅうひ)、ほどよい甘さのこし餡、あと味に残る肉桂は、これでしか味わえない繊細なバランス。見た目にも、色合いと言い表せないフォルムからは200年以上現代に受け継がれてきた職人技を物語る。肉桂餅を主に販売するのと並行し、肉桂を使用したカステラなど新商品の開発にも常に取り組んでいる。
この肉桂餅、店頭では基本試食やイートインはできないが、サカイノマカフェで八百源さんのご協力の元、カフェのメニューとして提供させて頂いている。コーヒーとの組み合わせも人気。はじめて食べたという若いお客様も「もう一つください」と追加注文していただくこともしばしば。気に入って頂ければぜひ本店に足を運んでもらいたい。御歳暮や御祝い御礼、ちょっとした手みやげなど様々なシーンで重宝すること間違いなしである。
老若男女問わず愛されるであろう八百源の肉桂餅は、これからもこの堺という地でずっと引き継がれていくに違いない。