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本物の火縄銃を手に武将になりきる -堺鉄砲館-

江戸時代の町並みが残る堺市北部の北旅籠町界隈。その町家のひとつを活用し、堺の鉄砲文化を伝承している場所がある。種子島に伝わった鉄砲がなぜ堺で作られるようになったのか、火縄銃はどのように作られどうやって撃つのか、堺まつりの鉄砲隊は銃身に何を詰めているのか・・・　口火を切ったように語り出す案内人の話に、きっと興味が掻き立てられるはず。

堺鉄砲館のおもしろさは話だけではない。大人も子どもも兜と陣羽織を装着し、本物の火縄銃を構え、武将に変身することもできる。教わったとおりに銃を構えれば、その重厚感を肌で感じることができ、こんなに重たいものを手に敵に立ち向かった当時の人々のパワーに驚かずにはいられない。

最近では漫画やゲームが引き金となって、ここを目指しはるばる遠方からやってくる若い女性が増えているのだとか。本物の火縄銃を手にし、武将になりきる。こんな貴重な体験はここでなければなかなか味わえない。

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