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ネオフルーツパーラーで、果物の魅力を再発見 -Rosier-
フルーツパーラーといえば、老舗の果物店が営む喫茶店だったり、うさぎ型に切ったりんごやピンクのさくらんぼがバニラアイスと生クリームの上にのったパフェだったり、ちょっと高級感のあるレトロで懐かしい絵を思い浮かべる方も多いのではないだろうか。
Rosier(ロジエ)は、そんな昔ながらのイメージを一新する次世代型フルーツパーラーだ。賑やかな大通りから一歩路地に入れば、そこは完全に住宅街。その中に一軒、ハイカラ・・・ではなく、今風のオシャレな店が現れる。が、よく見ればここも元・民家だったのがわかる。築50年の祖母宅の面影が残っているからだろうか、日常的で親しみやすい空気感がフルーツとの距離を縮めてくれているような気がする。洗練されているのに居心地がよく、ふらっと立ち寄れるカフェ的存在。なるほど、たしかにネオフルーツパーラーである。
白い壁と優しい色あいの木のインテリアに囲まれたナチュラルな雰囲気の店内へ入ると、ショーケースの中に並ぶカラフルなフルーツサンドについ目を奪われる。サンドの見事な断面は、包丁のキレ味と職人の腕前がなせる技。固さのちがうパンとフルーツの両方を美しくカットする際のミソは、彼らの間をとりなす生クリームにあるのだとか。ちなみに包丁は堺のもの。ネオフルーツパーラーの立役者は、昔ながらの伝統品というわけである。
独自のルートで仕入れた鮮度抜群のフルーツが、ロジエの人気の理由のひとつ。ちょっとお高いイメージのフルーツも、少しずついろんな種類を食べるなら意外と気軽に味わえる!? 路地裏のロジエへ、果物の魅力を再発見しにいこう。